ビジネスオブジェクトモデリング手法「MELON」
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概要
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時代の変化に追従できる柔軟な情報システムのタイムリーな提供が求められている今,業務の本来の姿を,動的な振舞いを含め,再利用可能な安定したオブジェクトによりモデル化しておくことが重要である.ところが,さまざまな業務の観点の存在するビジネスオブジェクトでは動的振舞いのモデル化が困難なのが現状である.本論文で紹介する「MELON」では,業務の観点に応じた動的振舞いのカプセル化,業務の観点に依存しない情報の共有化というそれぞれの目的に応じ,役割場,原子オブジェクトという粒度の異なるオブジェクトの導入を提案する.「MELON」によるモデル化の効果としては,現状の業務手順にとらわれない業務のモデル化が可能になること,情報の共有化の枠組みを失わずに動的振舞いを含めたモデル化が可能になること,目的に応じた粒度でのオブジェクトの定義により再利用性の向上が図られることが挙げられる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-10-25
著者
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岡部 雅夫
東京電力株式会社システム企画部
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渡辺 香里
東京電力株式社
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小熊 康弘
東京電力株式会社情報システム部
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羽生田 栄一
(株)オージス総研オブジェクト技術事業部
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皆川 誠
富士ゼロックス情報システム株式会社オブジェクト指向開発センター
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佐藤 英人
東京国際大学商学部経営情報学科
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佐藤 英人
東京国際大 商
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佐藤 英人
東京国際大学商学部情報システム学科
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皆川 誠
富士ゼロックス情報システム株式会社
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渡辺 香里
東京電力株式会社情報システム部
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