光ディスクレコーダにおける(1,7)符号への3値/2値重み付けPRMLの検討
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概要
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ディジタル光ディスクレコーダに適用可能な(1,7)符号に関して, パーシャルレスポンス等化と3値/2値重み付け4状態ビタビ復号を組み合わせたPRMLにより再生したときのビットエラーレートを, 理想的再生波形(ガウス波形)からシミュレーションにより求め, 比較した. その結果, 1O^6シンボルのデータに対して, 重みωを0.625としたときビットエラーレートが最良となり, 最短ビット長0.28μmにおいて, SN比17.5dBでビットエラーレート(BER)10^-4が得られ, 20dBでエラー0が得られた. また, 最短ビット長0.26μmにおいて, SN比19.5dBでBER10^-4が得られ, 22dBでエラー0が得られた. これは,3値4状態ビタビ復号(ω=1)に対して2dB,2値4状態ビタビ復号(ω=0)に対して7dB良好な値であり, これにより最短ビット長0.26μmの実用化の見込みが得られた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-03-25