進行波管の相互変調積生成要因の検討
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概要
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進行波管を多周波同時増幅に用いたときの相互変調積改善法検討のため,その生成のメカニズムを大信号解析により調べた.相互変調積の生因は進行波管の非線形にあるが,従来主に振幅および位相伝達関数の多項式展開等による検討から,位相非線形が重要であるとされてきた.本論文では種々の条件について理論的,実験的に,相互変調積と位相非線形との関係を見直すと共に,相互変調積の生成に直接的にかかわる要因として,電子ビーム電荷密度の変調成分を調べた.その結果,密度変調成分のうち基本波成分の回路波電圧との同相成分が3次相互変調積の傾向を最も良く表していることを見いだした.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-08-25