進行波管の相互変調積の解析
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概要
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進行波管を多周波共通増幅に用いた時に生じる相互変調積の改善法検討のため、その生成のメカニズムを大信号理論により調べた。相互変調積の生因は進行波管の非線形性にあるが、従来主に幅振及び位相伝達関数の多項式展開等による検討から、位相非線形が重要であるとされてきた。本論では種々の条件について理論的、実験的に、相互変調積と位相非線形との関係を見直すとともに、相互変調積の生成に直接的に係わる要因として、電子ビーム電荷密度の変調成分を調べた。その結果、密度変調成分のうち基本波成分の回路波電圧との同相成分が3次相互変調積の傾向を最も良く表していることを手出だした。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-12-17