サーマルレオグラフィの提案およびその記録特性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
インクフィルムが不要で簡易な構成からなる熱記録方法の実現をねらいとして,容器内のインクを選択的に直接加熱しこれを記録紙上に転写させて所望の記録画像を得る.新しい熱記録方法サーマルレオグラフィについて報告する.本記録方法の構成は,イントしてとペースト状のインクを用い,加熱デバイスとして,発熱体中にインク通過孔を有する.多孔サーマルヘッドを用いている.良好な記録品質を得るために,ペースト状インクの組成比と記録特性の関係,多孔サーマルヘッドの構成を検討し,インク・加熱デバイス系の熱伝導解析シミュレーションを行っている.上述の検討結果を反映した構成を実現し,(1)線密度4lines/mm,記録周期20ms/lineで分解能劣化がなく,実用上充分な記録濃度が得られること,(2)記録濃度1.0を得るエネルギーは30mJ/mm^2以下であり,G3用感熱紙と同等の記録感度が得られること,等を明らかにし,本記録方法の有効性を示した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-11-25
著者
関連論文
- ウィンドウ表示機能拡張によるマルチメディアユーザインタフェースの-検討(〔情報ディスプレイ研究会 視聴覚技術研究会 画像通信システム研究会〕合同)(波形等化技術)
- ウィンドウ表示機能拡張によるマルチメディアユーザインタフェースの一検討
- 1)N-ISDN用マルチメディア通信会議システムにおけるサービス実現方式の検討([放送方式研究会映像表現研究会画像処理・コンピュータビジョン研究会画像通信システム研究会画像応用研究会]合同)
- N-ISDN用マルチメディア通信会議システムにおけるサービス実現方式の検討 : 高精細画像と一般 : 放送方式 : 映像表現 : 画像処理・コンピュータビジョン : 画像通信システム : 画像応用
- N-ISDN用マルチメディア通信会議システムにおけるサービス実現方式の検討
- 複合カラー文書を対象とした構造化カラーファクシミリ
- サーマルレオグラフィの提案およびその記録特性
- 6)通信会議のためのウィンドウ配置方法(画像通信システム研究会)
- 通信会議のためのウィンドウ配置方法 : 画像通信システム
- 21-4 ウィンドウ配置ルール
- マルチメディア通信会議におけるヒューマンインタフェース機構の検討 : 視聴覚技術,映像表現
- NEWPREDにおける受信側主体の参照画像変更方法
- カラ-ファクシミリの標準化動向 (テレマティクスおよびマルチメディア通信の動向技術解説)
- GOB毎にエラー耐性機能を有した画像通信方式の性能評価
- 実網を用いたエラー耐性機能を有する画像通信方式の性能評価
- テレホンカ-ド印刷装置
- スキャナシステムのノイズ特性を考慮した最適信号系 (画像とノイズ(Imaging Today))
- 3.カラーファクシミリ等の画像通信機器(カラー画像工学の基礎と応用(第10回)新しい画像機器の色再現)
- マルチメディアと情報圧縮を追う-20-カラ-写真をFaxで送る!!
- カラーファクシミリ
- イオンフロ-記録を用いたディジタル網対応カラ-ファクシミリとシステム化 (カラ-ファクシミリ技術解説特集) -- (カラ-ファクシミリの実例と用いられる技術)