前プラトン問題について
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概要
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「赤子に与えられた有限で不完全な経験に対して、赤子はどのような言語体系を獲得するか」を問う前プラトン問題の解を特定する言語獲得の基本原理を与える。その原理は、与えられた経験を再構成できる言語系のうち、その系の大きさと言語系の経験への適合度のトレードオフで赤子が獲得する言語系が定まることを主張する。この言語獲得の原理を公理とする理論は、意味と構文を区別なく両者を同時に扱う形式的理論である。その言語獲得理論の妥当性として、(1)理想化・単純化された世界において、その世界で与えられる経験に対して、言語獲得の原理に則った言語系が、その経験から構成されるべきであると直観的に思われる言語系と一致すること、(2)与えられた経験に対し、言語獲得の基本原理を満たす言語系を算出する数え挙げ型のある推論アルゴリズムが存在し、そのアルゴリズムの出力は「正しい」HPSGに接近することを示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-16
著者
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