差集合巡回符号の誤り訂正能力に関する組合せ論的考察
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概要
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差集合巡回符号のランダム誤り訂正能力の評価手法を提案する. 一般に, 差集合巡回符号の復号には, 多数決論理復号法または可変しきい値復号法が用いられる. 本手法では, まず多数決論理復号法を用いる場合について, 参照ビットの誤り判定が正しく行われなくなる確率(誤訂正率)を組合せ論的に求めることにより, 符号の完全訂正率(受信語中の誤りがすべて訂正される割合)を計算する. 次に, 上記誤訂正率から, 多数決論理復号後の語の中に残留する誤りの数の確率密度を求め, これを用いて可変しきい値復号法適用時の誤り訂正能力の評価を行う. 本提案による誤り訂正能力の計算値は, 従来から用いられている計算機シミュレーションによる評価結果とよく一致することを確認した. 本考察は, 復号LSIの自動試験回路の設計等に有効であるほか, 符号長が長く, その複合パリティ検査和がいまだ明らかになっていない符号の誤り訂正能力予測にも利用できる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-05-25
著者
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