パターンマッチング手法による符号誤り雑音品質客観推定法の提案
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概要
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将来のネットワークに生ずる離散的劣化に対応可能な客観品質評価法の開発を目指し,現存する手法,すなわち量子化ひずみによる品質劣化の推定に有効である客観訐価法のアプローチを考慮しながら論じた.従来法を離散的劣化の評価に適用した場合の問題点を考慮した結果に基づき,(1)音声のスペクトルの特徴とその時間的変化のパターン化,(2)音韻的特徴によるフレームのクラスタリング,(3)パターンマッチングの利用,を特徴とするMOS(Mean Opinion Score)推定法を提案した.提案法を符号誤り雑音の評価に適用したところ,既存の客観推定法の一つであるCD(Cepstrum Distance)法に比べ,良い精度が得られることがわかった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-12-25
著者
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