リードソロモン符号を用いたBCH限界以上の同時生起複合誤りの確率的復号法
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概要
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一部の複合誤りが訂正不能になることを許容することにより,BCH限界を超える複合誤りを訂正する確率的復号法を提案する.GF(q)上の設計距離d=2t+1,符号長n(≦q-1)のt重誤り訂正リードソロモン符号を用いる場合,本復号法は長さがv(<2t-1)以下の単一バースト誤りとt'(≦t-(1/2)v)個以下のランダム誤りからなる同時生起複合誤りを,1-(n/(q-1)^<2t-v-2t'>)・(1/t'!)以上の確率で訂正できることを示す.すなわち,本復号法はvとt'をt<v+t'<2tに設定することにより,BCH限界以上の同時生起複合誤りを上記確率で訂正することができる.更に,剰余復号法を用いた確率的復号方式および復号器の回路構成を提案し,t'が小さい場合(0≦t'≦2〜3),比較的小規模な回路によって高速な確率的復号器を実現できることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-09-25
著者
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