ユークリッド復号法を用いたリードソロモン符号のBCH限界以上の復号
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概要
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設計距離d=2t+1およびd=2t+2のt重誤り訂正Reed-Solomon(RS)符号においてt+v(v≧1)重誤りが生起したときのユークリッド復号法の出力多項式を解析し,t+v重誤りの誤り位置多項式を出力多項式と未定多項式によって表現する方法を導く.具体例として,実用上重要なv=1,2の場合の誤り位置多項式の表現を示す.更に,未定多項式を推定することによりt+v重誤りを訂正するBCH限界以上の復号法を提案する.符号長n,設計距離2t+1のRS符号の場合,従来のBCH限界以上の復号法の計算量のオーダがO(n^<2v+1> log^2 n)であるのに対して,本復号法の計算量はO(2^<v-1>n^<2v> log n)であることを示す.また,本復号法を連分数復号法に適用できることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-05-25
著者
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