SSE2000-83 / RCS2000-72 統合IPサービス制御アーキテクチャ(EaseNet)のMobile-IPv6への適用方式

概要

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現在、IETFでは、Mobile-IPを中心にした移動IPネットワークの検討が進められており、将来的には、モバイル環境での高速IP通信が普及すると考えられる。しかし、こうした急速な技術革新にも関わらず、大規模網において、ユーザ毎にカスタマイズされたIPサービスは提供されていない。筆者らは、既にユーザ毎にカスタマイズされたサービスを提供できるアーキテクチャ(EaseNet)を提案している。本稿では、EaseNetをIPv6ネットワークに適用するための実装アーキテクチャを提案する。本提案アーキテクチャは、ユーザ個々のサービスを規定した制御情報をDHCPv6, Mobile-IPv6及びAAAプロトコルであるDIAMETERを利用してネットワーク装置に配布することを特徴としている。本提案アーキテクチャを用いれば、サービスを受けるエンド端末に対して実装ならびに処理負荷を何ら与えることなく、ユーザ毎のカスタマイズサービスの提供が可能となる。
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-07-12