RCS2000-41 ATM移動通信網における無瞬断ハンドオーバのための帯域割当て方法の高度化

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概要

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これまでに、ATM移動通信網において無瞬断ハンドオーバを実現するために、ハンドオーバ時にATMスイッチ内のバッファでセルを蓄積する無瞬断ハンドオーバ方式を提案した。ハンドオーバ終了後に、蓄積されたATMセルを解消するために行うバースト伝送に備えて、新基地局の通常伝送帯域と余裕伝送帯域を別々に確保する帯域割当て方法を用いたが、余裕帯域を確保すると、逆に新規呼のための通常帯域が犠牲になるという問題点があった。本報告では、この帯域割り当て方法を改善し、ATMスイッチが移動端末から発行される帯域割当て要求を受け付ける際に、適当な重み付けをした各要求数に基づいて割当て許可数を決定する方式を提案する。シミュレーションを行い提案方式の効果について評価したところ、重み付け係数が平均ハンドオーバ要求数と新規呼確立要求数の比に等しい時、通信全体の失敗率を最も低減することが分かった。
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-06-23

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