周波数選択性フェージングチャネルにおけるアダプティブアレーとMLSEの結合処理方式の特性に関する一検討
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概要
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本稿では, アダプティブアレーとMLSEの結合処理によりMLSEの等化可能範囲を越える遅延波をアダブティブアレーで抑圧する方法について検討している. 提案方式は, アダプティブアレーで直接波と1シンボル遅延波の合成信号を希望波として取り込んでMLSEで合成し, アレー出力を入力としてMLSEが生成するレプリカをアダプテイブアレー制御用参照信号として不要波を抑圧するよう動作する. そのため, 提案方式は, アダブテイブアレーに対してパスダイバーシチ効果を得ることができ, また, MLSEの等化可能範囲を越える遅延波が存在する場合にMLSEに対してBER特性を改善できることが明らかとなった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-08-08
著者
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