DS-CDMAセルラーシステムの下り回線における基地局選択型送信電力制御方式
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概要
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DS-CDMAの下り回線においてソフトハンドオーバ(SHO)時の複数基地局送信による干渉増を低減する基地局送信電力制御方式を提案する。提案方式では、SHO中の基地局群の内、最小伝搬損基地局は品質一定の送信電力制御を行い、それ以外は最小電力での送信を行う。各移動局は基地局の送信電力を上昇させる場合に最小伝搬損基地局の基地局番号をSHO中の基地局群へ伝達し、減少させる場合には専用の番号を伝達する。SHO中の各基地局は自基地局番号が伝達されると送信電力を上昇させて、それ以外は減少させる。本手法によると、理想的瞬時ハードハンドオーバの特性に漸近する高い下り回線容量を得ることができる。シミュレーションの結果、移動局速度が60km/h、セル半径が1km、シャドウイングの標準偏差ならびに相関距離がそれぞれ10dBならびに20m、基地局接続処理時間が250msecの場合に、従来方式に比べて約1.3倍の容量向上が確認された。
- 1998-02-18
著者
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