中波大電力放送所における設備劣化状況と高信頼性化に向けての考察
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概要
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NHK菖蒲久喜ラジオ放送所は、「ラジオ第一放送」を送信電力300kW、「ラジオ第二放送」を500kWで送信する我が国最大の放送所であり、その受信世帯数は、全国の43%にも及んでいる。それだけに、設備の高信頼性が最重要課題になっている。しかし、当放送所は開局以来15年を迎えようとしており、放送機や電源設備に、「熱ストレスによる抵抗素子不良」、「経年劣化によるコンデンサの不良」、「周囲環境の影響による高圧受電部の絶縁不良」など、さまざまな劣化や不良が発生している。今回、これらの劣化状況を検証し、高信頼性化のための方策を「装置固有の問題」と「保全上の問題」の2つの観点から考察する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-27
著者
-
太田 晴雄
日本放送協会
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山口 竹彦
日本放送協会
-
渡部 洋則
日本放送協会技術局送信技術センター菖蒲久喜ラジオ放送所
-
宮崎 寛久
日本放送協会技術局送信技術センター菖蒲久喜ラジオ放送所
-
高橋 一弘
日本放送協会技術局送信技術センター菖蒲久喜ラジオ放送所
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