電極基板上に積層したカラム構造型平面分子の構造制御要因

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概要

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一次元カラム構造をとる平面分子は、隣接する分子間での強い相互作用に基づく特異的な光電子物性を示すことが多い。中でも、平面4配位構造をとるd^8金属のジオキシム錯体は、団体状態で中心金属が直線上に連なった金属一次元鎖構造を示し、光電変換等でその一次元鎖の異方的構造に基づいた独特の光電子特性が得られる。本研究では、これらの光電子特性をより高性能化することを目的とし、一次元カラム構造をとる平面分子(ジオキシム金属錯体)の膜構造の成膜条件依存性を検討した。得られた結果から、基板温度を下げるなど成膜条件を適切に選ぶと一次元カラムの垂直配向が得られること、また、成膜条件は核成長の機構などに大きく依存していることなどが明らかになった。
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-10-20

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