電荷輸送分子のドリフト移動度への配向効果

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概要

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電子写真感光体に用いられる電荷輸送材料(CTM)のドリフト移動度の向上を目的として、多くの研究が行われた結果、優れた電荷輸送剤の合成や分子設計の指針を与えるなどの大きな成果が得られている。本研究ではCTMを電場配向処理により配向させるという物理的なアプローチでドリフト移動度の向上が可能であるかについて検討を行った。電場配向処理はコロナポーリングで行い、CTMの配向確認は焦電性による表面電位変化により行った。ドリフト移動度はTime-of-Flight(TOF)法により測定てた。その結果、CTMを電場配向させることで、わずかではあるがドリフト移動度の向上が見らた。そして、隣接分子間距離により電場配向の効果が異なることがわかった。
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-10-20

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