ペトリネットによるMLSのモデル化と発火系列について(コンカレント工学理論と応用一般)

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
昨今,情報のセキュリティに対する被害は増える一方であり,その対策への関心が一層高まってきている.ペトリネットは離散事象のモデル化に適しており,ワークフロー内のデータの流れを制御するのに有用なツールであるといえる.本研究では,情報が機密レベルの高い方から低い方へ流れないようなペトリネットモデルの構築について考える.その際,基本となるプレース・トランジションネットにマルチレベルセキュリティ(MLS)を導入する.そして,Konstantin Knorr[1]による,データの流れをデータフローで表し,そのデータに機密レベルを付加する手法を利用することで機密性の確保を試みる.しかし,この手法では条件を満たさない場合や解が複数存在するなど,いくつかの問題が存在する.その点についての解決法を考えるものとする.
2004-07-29

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク