手書き数字認識における誤読・リジェクトパターンの分析 : 第2回文字認識技術コンテストの実施結果より
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概要
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郵政研究所では、平成3年度、郵便番号枠内に筆記された3桁の手書きアラビア数字を対象として第1回文字認識技術コンテストを実施した。この結果、最優秀アルゴリズムの認識精度はかなり高いこと、各アルゴリズム間での誤読・リジェクトパターンの重なりが極めて小さいことが判明した。これより、誤読・リジェクト傾向を分析するとともに、認識アルゴリズムの複合化手法を幾つか検討し、その有効性を明らかにした。今回、前回と同じく郵便番号3桁の手書きアラビア数字を対象に、評価用データベースを拡充して、第2回文字認識技術コンテストを実施した。本コンテストの結果、応募アルゴリズムの多くが第1回と比較して認識精度を大きく向上していることが明らかになった。第1回の実施結果と対象しながら、誤読・リジェクトパターンの分析、人間の識別能力との比較、認識アルゴリズムの複合化手法の有効性について報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-09-16
著者
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山下 郁生
郵政省郵政研究所
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若原 徹
郵政省郵政研究所
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能見 正
郵政省郵政研究所
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松井 俊弘
郵政省郵政研究所
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能見 正
郵政研究所
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松井 俊弘
郵政研究所
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山下 郁生
郵政研究所
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若原 徹
郵政研究所
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吉室 誠
郵政研究所
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