時空間画像を用いた巨視的な流れ情報抽出に関する検討
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概要
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監視カメラ等で得られる連続画像から時空間画像を作成し、これを切断する複数の平面の中から画像中の物体の移動状況をもっともよく表している平面を選ぶことを繰り返して、ひとつのねじれた面を構成する。このねじれた面は物体の移動方向の変化にそってねじれた形状となっているので、面上に現れた軌跡の傾きは速さの変化そのものを表している。このねじれた面をもとに物体の移動の状況を観測するようにすれば、連続画像のそれぞれを詳細に処理する必要はない。また、物体の移動頻度が低くても移動状況の把握が可能になる。本稿では、この、ねじれた面の作成の方法と、面上に現れる移動物体の軌跡の解析方法を検討する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-07-20