場所に基づくエピソード抽出法の検討
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概要
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オフィスにおける知的活動を支援するシステムの実現を目的として,動画像や音声のマルチメディアで観測した人の活動を要約して記録し,後日,必要な情報を迅速に提供できる技術の開発を進めている。人が出来事を認知し記憶する場合,記憶の単位の一つとして場所が大きな役割を果たしている。本論文では,動画像を静止と移動の区間に分割し,静止区間の静止画とその相互の位置関係の集合で場所を表現し,これに基づき動画像を要約する方式を提案する。静止・移動区間の抽出では,人の視覚系の運動の知覚の特性に基づく抽出方式を提案した。頭に装着した小型カメラを用いて撮影したオフィス活動の動画像データを用いて方式の有効性を評価した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-11-17