音素の特徴点に着目した不特定話者音声認識法の検討
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概要
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近年、不特定話者音声認識では話者による違いや発声のゆらぎ、また音韻環境や発声速度などによるさまざまな変動を、確率統計的な手法で吸収する方法か用いられている。これらに対して我々は、モデルの学習に音声学的な知見に基づいた制約を取り入れることにより、より高精度な音声認識が可能になると考えた。今回、音素の特徴を最もよく表わす時間的な基準点(特徴点)に着目した不特定話者音声認識法について検討を行なった。音素の特徴点を重ねあわせて音節モデルの学習を行なうことにより、子音の識別能力が向上した。音素の特徴点の前後の区間を伸縮させずに音節モデルを学習し照合することによりさらに子音の識別能力か向上した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-12-15
著者
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星見 昌克
松下技研株式会社
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二矢田 勝行
松下技研株式会社
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二矢田 勝行
電子情報通信学会:九州工業大学工学部電気工学科
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山田 麻紀
松下電器・avコア技術開発センター
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山田 麻紀
松下技研株式会社
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大野 剛男
松下技研株式会社
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星見 昌克
松下技研
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