標準3の楕円曲線のWeil descentについて
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概要
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標準3の合成体上定義された、ある種の楕円曲線Eに対して、そのWeil restriction上にC_ab曲線Dを構成し、E上の離散対数問題をD上のそれに帰着させる。さらに、適当なEを選ぶとDの種類がGaudry's variantが適用できる程度に小さくなることを示す。これは、標数3の合成体上定義された楕円曲線には、離散対数問題がPollardのp法よりも効率的に解けるものが存在することを意味する。そのような楕円曲線の効率的な構成方法も示す。
- 2000-05-19