アダプティブアレーアンテナによる空間・時間アナログ符号化とその最尤復号法の一検討
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概要
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近年、移動通信においてUplinkとDownlinkの非対称通信路への対応や移動局側での装置の簡素化、また、周波数利用効率の観点から空間・時間効率的な通信が要求される。そこで本稿では、送信時に複数アンテナ(アレーアンテナ)を用いてアナログ的な相関を与えてビームを形成して送信し、それぞれを分離受信してビーム間の相関を考慮することにより復号する方式を提案する。この方式を用いることにより、送信ビームダイバーシチ(ビーム間は無相関)と比較して誤り率が10^<-3>でSNRを約1.5dB改善できることを計算機シミュレーションにより示す。
- 2000-03-17
著者
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石井 光治
香川大学大学院工学研究科
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河野 隆二
横浜国立大学大学院 工学研究院:独立行政法人情報通信研究機構uwb結集型特別グループ
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石井 光治
横浜国立大学大学院
-
渡辺 和憲
横浜国立大学工学部電子情報工学科
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河野 隆二
横浜国立大学
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