E2の線形近似特性確率について
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概要
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AES(Advanced Encryption Standard)応募暗号であるE2に対して通常の線形解読に対する強度評価を実施した。すなわち、最良線形近似特性確率と段数の関係を調べ何段以上あればE2は線形解読に対して安全なのかを検証してみた。検証に際して、最初にF関数内のネットワークにおけるマスク伝播を解析し多段に接続可能なマスク伝播パターンを抽出した。次に抽出したマスク伝播パターンについて、F関数の線形近似確率を計算する計算公式を導いた。最後に計算公式に基いて計算機実験を実施し、段数と安全性に関する考察を行った。その結果、11段以上あればE2は通常の線形解読に対して安全であることが確認出来た。
- 1999-07-22
著者
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