環境依存型合成単位を用いた規則合成法および合成単位数とその品質評価
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概要
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本報告では, 自然性に富み安定した合成音声を得るために, 前後の音韻環境を規定した音素を合成単位とし, 合成方式として波形編集型合成法を用いた規則音声合成方式を提案する. 日本語において, 前後の音韻環境を考慮した音素 (トライホン) すべてを考えた場合, 約15000種と膨大な数であり, すべてを合成単位にすることは難しい. そこで, 先見的音韻知識とセグメント量子化を利用した2種類の方法でトライホンを削減する. 提案方式により合成された音声を評価実験し, 従来よりも単音明瞭度と単語了解度共に高い結果を得た. また, 合成単位数を変化させた場合の単音明瞭度, 単語了解度, 対比較試験の結果から, 合成音声の品質をそれほど劣化させずに合成単位は約1700まで削減するできることを確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-01-17
著者
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