SQL Slammerワームウィルスに対するDistributed Active Firewallの性能評価
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概要
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SQL Slammerワームウィルスの伝搬モデルとして階層型帯域制限伝搬モデルを提案する。このモデルはトポロジー、トラヒック、制限帯域を仮定するため、ワーム伝搬のみならずワームに対するさまざまな対抗策の効果についても数値的評価が可能である。さらにSQL Slammer Worm対策としてdistributed active firewall modelを提案する。このモデルは従来のIntrusion Detection ans Prevention (IDP)modelと比較して、アタック情報通知を行うという特徴がある。本橋では提案モデルに基づきSQL Slammerワームウィルスの数値的評価を行い、さらにdistributed active firewallの効果も評価した。本評価により、提案モデルが実際のSQL Slammerワームウィルスを正確にシミュレート可能であることを示し、かつdistributed active firewall model が従来のIDP modelに比べより多くの帯域の確保が可能であることも示した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-07-10
著者
-
塩本 公平
日本電信電話株式会社NTTネットワークサービスシステム研究所
-
片山 勝
日本電信電話株式会社NTTネットワークサービスシステム研究所
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山中 直明
日本電信電話株式会社NTT未来ねっと研究所
-
杉田 誠
日本電信電話株式会社ntt未来ねっと研究所
-
山中 直明
慶應義塾大学
-
山中 直明
日本電信電話株式会社 Ntt未来ねっと研究所
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杉田 誠
日本電信電話株式会社 無線システム研究所
-
片山 勝
日本電信電話株式会社ntt未来ねっと研究所
-
塩本 公平
日本電信電話株式会社 未来ねっと研究所
-
杉田 誠
Ntt 未来ねっと研
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片山 勝
日本電信電話株式会社 Nttネットワークサービスシステム研究所
-
塩本 公平
日本電信電話(株)nttサービスインテグレーション基盤研究所
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