日本語話者に対する英語のRとLの弁別訓練の可能性と限界について
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概要
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4名の日本語話者にRとLの長期弁別訓練を行い、語頭及び語頭子音結合中のRとLの弁別能力の変化を、各音環境とも10名の英語話者による200の刺激を用い検証した。訓練には別の10名の英語話者による語頭(200)・語頭子音結合(200)・語中母音間(160)の刺激を使用、15回の訓練の後、訓練用以外の刺激に対する大きな弁別能力の向上が見られた。しかし訓練後にも各被験者に聞き分けが困難な刺激が残り、英語話者にとって疑いの無いLを100%Rと答える場合もあった。これは、日本語話者が英語話者と根本的に異なったやり方でRとLを聞き分けていることを示唆している。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-03-06
著者
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