音声研究の40年 : 音声知覚、音声個人性、声質変換、音声データベースの研究(若手研究者育成レクチャーシリーズ)(音声の基礎と応用シンポジウム)
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概要
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1960年代後半からNHK放送科学基礎研究所(現NHK放送技術研究所)にて音声研究に携わり、現在までの研究内容について、そのあらましをかいつまんで述べたものである。まず、人間の聴覚の研究からスタートし、音声が我々の聴覚でどのように処理され、どのように聞き取られているかを調べた。さらに、声質の研究へと進み、アナウンサーに代表される聞きやすい声とは何か、音声の個人性とは何か、等の声質と音響的特徴量との関係、および声質変換の研究を行った。また、ATR設立時(1986年)から同研究所に参加し、上記研究を継続すると同時に、わが国で始めての大規模音声データベースの構築に関与した。
- 2004-06-18
著者
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