自己相関関数を利用した雑音レベルの推定に関する検討
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概要
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雑音に埋もれた音声に対する音声認識や音声強調処理において,音声に付加した雑音の特徴を精度良く推定することが求められている.本稿では,自己相関関数を利用した雑音レベルの推定及びSN比推定に関する検討を行う。提案法では,自己相関関数が周期的な成分を強調させ,それとは無相関な信号を分離させることができるという特徴を持つことに注目し,計算された自己相関係数を使って音声信号のパワーと雑音信号のパワーを推定を行う.そして,推定した音声パワーと雑音パワーを利用することで,時間とともに変化する雑音レベルやSN比の推定に利用できることを示す.実験の結果から,SN比20dB以下の音声であれば高精度な雑音レベルの推定を行うことができるほか,実音声に対しても有効であることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-01-23
著者
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