CAS2000-23 / VLD2000-32 / DSP2000-44 線形予測に基づく騒音抑圧方式

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概要

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本論文では, 線形予測を用いて周囲騒音と音声の混在信号(S / N=0dB付近)から騒音を抑圧し, 音声を抽出する方法について検討する.本手法は, 回路内の線形予測器が, 音声を分析し, そのスペクトルを表現することを利用している.この線形予測器を通過できるのは, 音声スペクトルのみであるため, 周囲騒音が抑圧されて, 出力されることになる.最初に周囲騒音を白色とし, 線形予測器にトランスバーサルフィルタを用いた騒音抑圧回路について検討する.また, 実用化を考え, 有限語長演算の丸め誤差に関し, 低感度な, ラティスフィルタを用いた構成についても検討する.最後に, 実騒音を周囲騒音とした場合の検討を行うが, 実騒音に含まれる有色成分により, 本方式の効果が低減するため, 予測係数の更新量を制御し, 騒音抑圧能力を改善する方法を検討する.
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-06-16

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