自動車電源の高電圧化に伴うイオンマイグレーションによるコネクタ溶損メカニズムの解明
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概要
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近年、自動車業界では環境問題やエネルギー問題を考慮した自動車開発が進められており、自動車用コネクタにおいても、電源の高電圧化に対応したコネクタの開発が要求されている。電源の高電圧化に伴い、防水コネクタ内に万一水が浸入した際には、リーク電流が従来より増加し、コネクタが溶損し機能が損なわれる可能性がある。高電圧化に対応したコネクタを開発するにあたり、水の浸入によるコネクタの溶損に対する対策を施す必要がある。しかし、従来まではコネクタが溶損に至るメカニズムが不明瞭であり、水の浸入現象を定量的に評価することが困難であった。本研究では、前年度発表において、コネクタ内への水の浸入現象を定量的に評価する方法について発表を行っている。そこで今回は、コネクタ内へ水が浸入した際のコネクタ溶損メカニズムについて考察を行った。
- 2004-06-11