自動車用コネクタにおけるイオンマイグレーション現象に関する一考察(フェロー記念講演・一般)
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概要
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近年、自動車業界では環境問題やエネルギー問題を考慮した自動車開発が進められており、自動車用コネクタにおいても、小型化、高電圧化に対応したコネクタの開発が要求されている。コネクタの小型化には端子間ピッチの狭小化が必要となる。端子間ピッチの狭小化及び車輌電源の高電圧化に伴い、防水コネクタ内に万一水が浸入した際には、イオンマイグレーション現象によるリーク電流が従来より増加し、コネクタの機能が損なわれる可能性がある。しかし、これまではコネクタ内のイオンマイグレーション現象に対する評価方法が確立しておらず、さらに、小型化及び高電圧化に伴うイオンマイグレーション現象に対する考察は困難であった。そこで、イオンマイグレーションを定量的に評価する方法を確立し、小型化及び高電圧化に伴うイオンマイグレーション現象について、電気化学的アプローチにより考察を行った。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-01-10
著者
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松浦 伸也
矢崎部品株式会社コネクタ開発設計事業部試験評価部
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近藤 貴哉
矢崎部品株式会社コネクタ開発設計事業部試験評価部
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川崎 広志
矢崎部品株式会社コネクタ開発設計事業部試験評価部
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近藤 貴哉
矢崎部品株式会社
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川崎 広志
矢崎部品株式会社