六次元システムにおける対称性破壊を起因とする分岐現象とカオスアトラクタ
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概要
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六次元システムにおける分岐現象の解明を目的とし、分岐図各点における位相射影を求めた。この結果、本六次元システムには三つの対称領域が存在し、各々の対称性破壊による非対称領域にホップ分岐と周期倍加分岐の存在が明らかとなった。また、ホップ分岐は対称性破壊と同時に発生し、周期倍加分岐は対称性破壊を起因とはしているが同時に発生せず、一周期解から二周期解への分岐点前後で位相射影が反転することがわかった。更に、各分岐後の領域に複数個のカオスアトラクタの存在を確認することができた。本文は、分岐図、分岐図各点の位相射影、位相射影における対称性破壊の検討、並びに複数個のカオスアトラクタについて述べてある。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-09-29
著者
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