パラメータ切り換え手法を用いた強非線型楕円型方程式の数値解法
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概要
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本稿では、パラメータ依存強非線型楕円型方程式の代表例として、燃焼学に現れるPerturbed Gelfand方程式を取り上げ、その近似解の構成方法について述べる。この方程式はいくつかのTurning Pointを持つことが知られているが、燃焼学的には最初のTurning Pointが着火点に対応しているため、特に、その点を精度良く求めることが重要となる。しかし、方程式がTurning Pointを持つうえ、その強非線型性ゆえに、差分法や有限要素法といった近似解法をそのまま適用しただけでは精度の良い近似解を得ることは難しい。そこで、本稿では、パラメータを切り換え手法 (Bordering Algorithm) を用いた近似解の構成法およびその正当性について述べ、数値例をいくつか挙げる。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-06-23