通信路雑音を考慮したDogancay-Kennedyブラインド等化アルゴリズム
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概要
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符号間干渉(ISI)の補償器として著名なものにGodardブラインド等化アルゴリズムがあり,このアルゴリズムを改良する様々な研究がなされている.この等化アルゴリズムは非線形最適解を求めるものであり,等化パラメータが局所的最適解に陥ることが問題となっている.近年,K.DogancayとR.A.KennedyはGodardアルゴリズムを再定式化し,このアルゴリズムを線形最適化問題に帰着させた.その結果,よりロバストなパラメータ推定が可能となっている.本稿では,Dogancay-Kennedyアルゴリズムについて雑音モデルを仮定し,等化パラメータの推定値の偏りを少なくする等化アルゴリズムを提案する.また,この等化法の効率よいアルゴリズムを提案する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-03-11
著者
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