衛星ATMネットワークシミュレータ

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概要

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TAO川崎次世代LEOリサーチセンターにおいて、マルチメディア移動体衛星通信の実現を目指した次世代の低軌道周回衛星(LEO)による衛星通信システム(NeLS)の研究が進められている。静止衛星(GEO)を用いた衛星通信で問題となる遅延時間や伝搬損失の影響は軽減されるが、衛星の移動に伴うハンドオーバ(HO)や衛星間リンク(ISL)の切替えによる瞬断や遅延変動について新たに考慮する必要がある。このため、衛星ATMネットワークシミュレータ装置(SANS)が開発され研究に資されている。HOやISLの切替動作態様は経路選択アルゴリズム(RA)に依存するため、HOやISL切替回数を低減するRAの開発を行い、FTPによるファイル転送品質やMPEG-2による動画像伝送品質についてシミュレーションを行った。本稿では、開発したRAとこれを用いたシミュレーション結果について報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
2001-07-20

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