層状媒質の時間領域逆散乱問題に対する線形化手法の適用
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概要
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本報告では, 無損失層状媒質に電磁パルス波を入射させ, その後方散乱界の時間応答を利用して屈折率分布を再構成する逆問題を考察する.再構成手続きにおいては, まず, 層状媒質を多層媒質モデルで近似し, 単色平面波の散乱界を幾何光学的に求める.次に, 各層の屈折率が微小変化したと仮定し, 変化量に関して散乱界を線形近似する.この散乱界に入射パルス波のスペクトル関数を乗じてフーリエ逆変換することにより, 屈折率の変化量に関して線形な散乱応答を得る.この散乱応答と真の屈折率分布による散乱応答との誤差汎関数を定義すれば, 屈折率の最適変化量を求めるための連立方程式が得られ, 屈折率分布を反復的に再構成することができる.数値例として, 2層誘電体スラブの再構成結果を示し, 本手法の有効性を検討する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-01-19
著者
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