実用化された路面下探査システム
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概要
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建設省は、平成2年に車載型地中レーダーを用いた路面下空洞探査車を開発した。このシステムの特徴は、従来法に対し探査速度が速いことと、安全性に優れていることである。これまで400箇所以上の空洞が発見され、陥没事故を未然に防止した実績を持つ。空洞的中率も一次・二次調査を組み合わせると90%以上であり、十分実用段階にあるものと考えられる。平成6年には、新たに舗装構造調査機能を付加した探査車が完成した。舗装構造調査は、実際の舗装構成を把握し、道路管理の一貫である効率的な維持修繕のための補修設計や舗装評価に供するものとして有効である。
- 1995-07-28