テザーを利用した浮遊物体捕獲実験のための小型衛星
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概要
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軌道上に多数存在しているロケット上段部や不具合衛星などの大型で回転揺動している浮遊物体を捕獲・除去することは, 今後宇宙開発を進めていく上で重大な課題である. この講演では, テザーを利用した捕獲方法を提案する. この方法を実証するために概念設計した小型衛星の設計例をもとにして, 提案する捕獲方法の概要と技術課題について述べる. また, 最も基本的な技術である捕獲装置の放出・展開・巻込の運動について, テザーの質量を無視した5自由度の商易モデルを用いて数値シミュレーションを行う. 本体テザーの繰出制御により提案手法が原理的に可能であることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-10-25
著者
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