ラグランジュ点軌道、地球ドリフト軌道、地球ランデプ軌道のミッション
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
高精度の天文観測やスペース・ガード等の新しい宇宙ミッションに適した軌道を紹介する。高精度の赤外線天文観測には、極低温環境と長い積分時間を取れる環境が必要である。太陽-地球系ラグランジュ点の一つ L2 点は、地球アルベドの影響が無く、観測の邪魔になる太陽と地球が宇宙空間の一方向に限定される等、これに適した環境である。又、複数の望遠鏡を km オーダーの間隔で精密に相対保持する光干渉計ミッションにおいても、重力勾配の小さい L2 点等が適している。衝突すると大被害をもたらす恐れのある直径 100m 以上の地球近傍小天体を全て検出するには、標記の軌道に複数の望遠鏡を設置するのが有効であろう。これら新規ミッションに適した標記軌道の諸特性を述べる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-06-27
著者
関連論文
- 作用圏境界軌道の共鳴安定性
- 太陽-地球系L4, L5点軌道への惑星の影響
- ラグランジュ5(L5)点からの太陽・太陽風定点観測
- ラグランジュ点軌道、地球ドリフト軌道、地球ランデプ軌道のミッション
- 推力方向制約付き月軟着陸の最適化
- 光学観測のための小惑星周回略円軌道の検討
- フォボス・ランデブ軌道の設計・解析