軌道交差点を持つ準天頂衛星における衝突回避方法(衛星応用技術及び一般)
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概要
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準天頂衛星を用いて連続して通信を行う場合には、一定時間ごとにハンドオーバが必要になる。追尾式アンテナを用いる場合には、ハンドオーバ時の2衛星の離角が小さい方が望ましく、8の字軌跡の交差点でハンドオーバを行うように軌道を設計することができる。しかしながら、ハンドオーバ時に衛星が交差点付近ですれ違うことから、衝突回避を考慮した軌道設計及び軌道保持運用が必要になる。交差時の経度方向および高度方向の衛星間距離の指標として、それぞれノミナル交差時刻近傍における衛星経度差およびノミナル交差緯度における高度差が有効である。これらのパラメータを一定以上に保つ軌道設計や軌道保持により、軌道交差点での衛星衝突を回避することができる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-02-20
著者
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