肝および骨髄細胞の混合培養による肝細胞の高機能維持
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概要
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In vitroにおいて機能発現維持が困難である肝細胞と骨髄細胞の混合培養を行い、肝細胞の機能を高度に発現させる方法を検討した。両細胞はS.D種ラットより採取し、肝細胞単層培養と混合培養を6日間行った。肝細胞の形態は位相差顕微鏡と電子顕微鏡を用い観察し、機能発現は培養液中の糖化アルブミン濃度と尿素合成量を測定した。その結果、培養2日目において、肝単層培養と比べ混合培養の肝細胞機能発現は、糖化アルブミン量が約4倍以上、尿素合成量は、約2倍以上であった。骨髄細胞との混合培養法は、肝細胞単層培養より肝細胞の機能発現を増大させることが明らかとなった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-12-14
著者
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西坂 剛
北陸先端科学技術大学院大学材料科学研究科
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磯田 勝広
北陸先端科学技術大学院大学材料科学研究科
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西坂 剛
北陸先端科学技術大学院大学 材料科学研究科
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西坂 剛
北陸先端科学技術大学院大学
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西坂 剛
松本歯科大学総合歯科医学研究所
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