近赤外線反射マーカを用いた6自由度顎運動測定の精度
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概要
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本論文は, 顎運動と部分床義歯の動揺を同時に測定可能なシステムの精度評価について述べる. 顎運動に伴う部分床義歯の動揺を測定するためには, 両方に非侵襲であることが要求される. このため我々は, CCDカメラを用いて, 赤外線を反射するマーカを感知する光3次元測定装置を開発した. 上下顎と部分床義歯に固定されるマーカセットは, 同一平面上にない4つのマーカから出来ていて, 歯とつなぐ接続ロッドを含めて重さ約4gである. このマーカセットは以下の利点がある: 1)コードレスな測定が可能, 2)多点同時測定により測定誤差が軽滅される. システムの精度を評価するために, パルスステージを用いて並進移動実験と回転移動実験の2つの実験を行った. その結果, 総合誤差とマーカセットの方向の誤差はそれぞれ約1.96mm以内, 約1.80°以内ということが分かった.
- 1997-12-12
著者
-
河野 正司
新潟大学歯学部歯科補綴学第一講座
-
林 豊彦
新潟大学大学院自然科学研究科
-
宮川 道夫
新潟大学工学部
-
大竹 博之
新潟大学歯学部歯科補綴学第一講座
-
山本 修吾
新潟大学大学院自然科学研究科
-
河野 正司
新潟大学歯学部歯科補綴学第1講座
-
林 豊彦
新潟大学大学院・自然科学研究科
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