音の距離知覚の手がかりに関する研究
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概要
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被験者をスピーカ距離毎に別個のグループに分けて実験を行う手法を用いて、無響室内の実音源によって生ずる音像の距離を被験者に判断させ、正面方向と左側方60゜において音像距離の絶対判断の手がかりについて考察を行った。また、音源の種類、スペクトル、提示音圧レベルを変えて、続けて被験者に音を提示する実験によって、音像距離の相対判断の手がかりについて考察を行った。その結果、以下の結論を得た。1)側方では両耳間差が音像距離の絶対判断の手がかりとなっている。2)音源の種類は音像距離の相対判伴の手がかりとなっている。3)スペクトルの変化は音圧レベルとほぼ独立した音像距離の相対判伴の手がかりとなっている。
- 1993-08-20
著者
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