曲面における球面波の反射の計算 : 光の反射を利用したマイクロホンの検討

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概要

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ガラスと空気の境界面(曲面)における光の全反射特性を利用したマイクロホンの音圧検出感度について理論的に検討した。これまでは、理想的な平面波光源を用いた場合について検討してきたが、現実の光源はわずかではあっても広がりをもつと考えられるため、本報告では、光源として球面波光源(点光源)を使用した場合における音圧感度について検討した。この場合の感度は、光の広がりの程度が小さいほど、すなわち光源が平面波光源に近いほど良くなり、また、反射点と光源との距離と境界面の曲率半径の比にも関係する。この比を適当に選び、光の広がりを小さくすれば、実用的な感度も期待できる。また、この方式のマイクロホンは機械的振動部を持たないため、高周波の限界が高いという特徴を持つ。
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-09-15

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