光バーストスイッチネットワークにおけるMoving Virtual Source方式
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概要
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従来の光バーストスイッチ(Optical Burst Switching:OBS)はパス上の中継ノードでブロックが発生した際は再度ソースノードからバーストを再送する必要があるため、トラフィックが増えると遅延時間が増大するという問題がある。ブロック発生時に必ずソースノードに戻ることから本論文ではこの従来方式をFixed Source(FS)方式と呼ぶ。この問題点を解決するためにMoving Virtual Source(MVS)方式を提案する。MVS方式では任意に選択したノードにコピーバッファを配置し、このコピーバッファ付きノード(Node With Copy Buffer:NWCB)では任意のバーストをブロックの有無にかかわらずコピーして転送する。転送された先でブロックが発生した場合は、ソースノードからではなくパス上のバーストコピーを有する最下流のNWCBからバーストを再送するためブロックが増大した際も遅延を抑制することが可能である。解析の結果、トラフィックが増加した場合はFS方式に比べてMVS方式は非常に大きな遅延抑制効果を示した。また、パス上の全ノード数に占めるNWCBの割合が小さくてもその効果は大きいことも明らかにした。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-09-07
著者
-
島崎 大作
日本電信電話株式会社
-
島崎 大作
日本電信電話株式会社ネットワークサービスシステム研究所
-
塩本 公平
日本電信電話株式会社 未来ねっと研究所
-
大木 英司
日本電信電話株式会社:フォトニックインターネットラボ(pil)
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