6個のCCIIを用いた相互結合回路(音声・音響情報システム及び一般)

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概要

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コイルを用いないで回路を構成するために,演算増幅器,演算トランスコンタダクタンス増幅器(OTA),電流帰還形増幅器(CFA),カレントコンベア(CCII)等の能動素子を用いたインダクタンスとイミタンス関数のシミュレーションについては多数報告されているが,相互結合回路のシミュレーションについての報告は少ない.ここでは,6個のCCIIを用いた相互結合回路の実現について報告する.実現した自己インダクタンスと相互インダクタンスはそれぞれ独立に調整可能である.回路はCCIIの不完全特性の一つであるX端子の入力インピーダンスを利用することにより,CCIIのバイアス電流により自己インダクタンスを変化できる回路と相互インダクタンスを変化できる回路を示す.また,実現された回路の一応用として,複同調回路を構成しPSpiceを用いたシミュレーションにより回路が良好に動作することを確認している.
社団法人電子情報通信学会の論文
2004-09-10

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