ホーンとプリントアレーを用いた2周波数帯共用反射鏡アンテナの設計法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文では,最高周波数と最低周波数の比が5以上に離れた反射鏡アンテナの2周波数帯共用化の方法として,ホーンとプリントアレーを併置した新しい構成の2周波数帯共用1次放射器を用いる方法を提案している.オフセットパラボラアンテナの開口能率,エッジレベルを考慮した2周波数帯共用1次放射器の最適パラメータの決定法について検討した結果,使用周波数の比fu/flが5以上の場合に,各々の1次放射器を独自に最適設計することが可能であることが明らかになった.更に,11GHz帯および2GHz帯を共用する2周波数帯共用1次放射器を試作し,11GHz帯の地上無線回線で用いられている既存のオフセットパラボラ反射鏡と組み合わせた結果,11GHz帯および2GHz帯ともほぼ理論値どおりの特性を有することが明らかになり,その実現の可能性および設計法の妥当性が明らかになった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-06-25
著者
関連論文
- 屋内高速無線通信に必要なアンテナ指向性の定量化
- 近接無給電素子を有する多周波共用ダイポ-ルアンテナ (小形・薄形アンテナ特集) -- (線状・板状アンテナ)
- DYANET2デュアルビ-ムアンテナ (ISDN中継系・加入者系統合衛星通信方式-DYANET2)
- DYANETデュアルビ-ムアンテナ (衛星中継網方式--DYANET)
- 携帯機用2周波共用ダブルホイップアンテナ
- 線路結合給電2周波共用コーナリフレクタアンテナ
- ホーンとプリントアレーを用いた2周波数帯共用反射鏡アンテナの設計法
- 等ビ-ム2周波共用リフレクタアンテナ
- 任意ビーム幅2周波数帯共用コーナリフレクタアンテナ
- 小形無線機アンテナの多重波中利得と筐体長の関係
- 小形筐体上水平配置ダイポールアンテナのダイバーシチ特性解析
- アダプティブアンテナ研究の新しい動向
- 90年代のパ-ソナル通信の大本命 携帯電話アンテナでの発想の転換--ム-バ開発で苦労したこれだけの点 (携帯電話用から衛星・宇宙用まで「アンテナ革命の時代」がやって来た!!)
- 広角度ビ-ム走査の可能な球面配列スイッチングアレ-アンテナ (衛星通信特集) -- (地球局用ハ-ドウェア)
- ストリートマイクロセルに適した双指向性基地局アンテナ
- 低損失偏波弁別グリッド板の設計と特性
- 双指向性を有する偏波共用基地局アンテナ
- 双指向性を有する細幅パッチアレーアンテナ