雑音の周期性を考慮した2種類の拡散率を用いる電力線搬送スペクトル拡散通信方式
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概要
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電力線上に接続されている機器の中には,商用電源電圧の絶対値が機器によって異なるある一定値を越えたときに雑音を発生するものが少なくない。またそれ以外の機器の場合も,電源電圧の絶対値が大きいほど,発生する雑音電圧も大きくなることが予想される。そこで,このような雑音の特性を考慮して電力線搬送を行なう方式を提案し,その特性を検討する。このためにまず、雑音の瞬時電力(分散)が商用電源電圧の絶対値のn乗に比例するガウス雑音で表現されるモデルを提案する。次に,電源電圧の絶対値が小さい区間では低い拡散率を,また電源電圧の絶対値が大きな区間では高い拡散率を用いるスペクトル拡散通信方式を提案し,その特性について検討をおこなう。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-12-14
著者
-
山里 敬也
名古屋大学
-
片山 正昭
名古屋大学
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小川 明
名古屋大学
-
丹羽 恒
名古屋大学工学部
-
丹羽 恒
名古屋大学工学部電子情報学科
-
井坂 徳之
中部電力(株)電力技術研究所
-
井坂 徳之
中部電力電力技術研究所名
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